徒然日和
長いコロナ禍からの脱出のため、順番が回って来たワクチンを願掛けのような思いで接種。この儀式を2度行えば出口が近付く!はず!
周りから聞こえてくるような副反応はほぼなく、打ったところが少し痛むだけ。それと副反応が出やすいという「若者」の括りにはもう掠りもしない事実が心に少し染みるだけ。
その横で、同じ日に接種した息子さんは発熱で1日ウンウン唸っている。これが十代の反応である。眩しい。念のため接種当日と翌日が休みになるよう調整してたけど、全然そんな必要なかった。恥ずかしいくらいの元気ピンピン。
持て余した元気と時間を有効に使うべく、午後から娘と足羽山公園へ。初めて見る生ナマケモノは、人参をかじる表情がとても幸せそう。食べてる途中で小猿に奪われて事態を把握しきれてなさそうだったけど、次に貰ったりんごをかじってまたすぐ幸せそう。いい生き方だな。
帰りの車中で「小中校でいつが楽しかった?」と質問を貰った。娘は小学校らしいけど、おれはどれもそれぞれ楽しかったのでそう答えた。思い浮かぶのはその時々の友人達の顔。あなたもこれから専門学校や就職、20代30代と、素敵な出会いがきっと待ってるから、自分を磨きつつ楽しみにしとくといいよ。
夜は焼きそば。ウンウン唸っている息子もいい匂いにつられて、「食う!」と言って箸を持つ。ひとしきり平らげてウンウン唸ってソファに戻る。発熱しても食欲が旺盛なのは幼少の頃から変わらない取り柄のひとつなのか。
昔の日記にも書いた気がするけど、10何年だかしてまた同じネタを書けることが頼もしい限り。
しばらくすると熱もましになったようで、おれがお風呂から上がると兄妹が全く同じ態勢でソファに腰かけて東京パラリンピックの開会式を観ていた。
二人並んでただテレビを観ているという光景が珍しかったのでおれは思った。
あー並んで開会式観てるわー、と。おわり。
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